room higobashi

ビジネスと文化が融合した街、江戸堀

個室型サロンの支店計画。多店舗かつ全国展開を目指しており、それならば地場の特色を内装空間に取り込みたいと考えた。計画地である江戸堀の街は江戸時代に大阪の市街地拡大とともに整備された堀川の一つで、商業活動や物流の中心地として発展した。そんな中、文化発信地として中之島公会堂がランドマークとして存在しており、ビジネスと文化が融合した姿がこの街の特徴と言える。永久保存が決まっている中之島公会堂を想起させるような質感を空間に取り入れつつ、街の特色を取り入れ、ワークスペースや展示スペースを備えた空間とした。
また、オーナーは高品質な施術と空間体験を提供する事をモットーとしている。個室化する事でプライバシーを守り、ゲスト一人当たりの占有面積の拡充による満足度を向上しつつ、ゲストとスタッフの導線を分ける事を提案。それぞれの導線が重ならないため、掃除や道具の移動などが見えず、ゲストが体感する世界観を邪魔しない仕組み。