余白のつくりかた-地球との繋がり方
甲州街道沿いにあり、周囲は自然豊かな高尾という場所にある美容室の計画。
オーナーの希望として、美容室発信で「高尾」という地域を盛り上げていきたいという強い思いがあった。
24坪ある空間は、通常セット面4~6面、シャンプー台2~3代台設置することが一般的であるが、ここではセット面2面、シャンプー台1台で計画。店内に余白を残し、いかにその余白部分を設計するかが重要であった。
そこで、地域に根付くお店や、これから発信していこうとしている人にサロンの一部を提供したり、サロンの活動に取り込むことによって、地域とのつながりを作ろうと考えた。
24坪の中に白いショーケースを配置。ウィンドウディスプレイや消毒室、柱をショーケースのように扱い、地域のクリエイターや飲食店などとコラボレーションして、ギャラリーや出張販売場所などを行うスペースとした。美容室の機能で完結するのではなく、その余白部分を地域に開放することで、高尾という地域の発展につなげようと試みた。店舗前面側を広くとり、待合空間まで開放して、広いスペースを確保することも可能である。
今後想定していなかった地域との使用方法にも対応できるような可変性のある空間でもある。
サロン情報
- サロン名
- Maison Yohaku
- 所在地
- 東京都八王子市
- 業種
- 美容
- テイスト
- スタイリッシュ/モダン
- 床面積
- 24.20 坪
- 工事種別
- 新規
設計施工
使用機器
-
スタイリングチェア
HARP ブラック(VT1)
-
YUMEシャンプー
YUME NOBLE アーバンブラック(ED1HY4)
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