OREO.coco 本八幡店

コンテナ倉庫としての

テナントは本八幡駅近くの繁華街の大通りから一本入ったところにあるテナントビル。建物は古く、きれいなテナントといえる状況ではなかったが、逆にそのビルの持つ古さから生まれる味をデザインに取り込めないかというところから設計を始めた。広いメインスペースを空き倉庫として捉える事で、空き倉庫の中にコンテナで機材を運び込み仮設的に設置した美容室というストーリーが生まれた。3つのコンテナを敢えて抽象化したオブジェクトとして中央に配置することで、コンテナのある美容室ではなく、コンテナ倉庫を利用した美容室として表現している。セットミラーのデザインはできるだけ簡素なものとし、必要な箇所に後から付け足したかのような壁を設置。床や柱型、天井は在来に塗装のみを行う形とし、ビルの持つ味を活かしつつコストダウンを図った。