ARCHETYPE

解放→プライベート

コンビニは周囲の建物より解放的であり、注目されることで成り立つ仕組みを確立している。一方で、サロンはシンボリックでありながらプライベート空間を生み出すことで、お客様にとってリラックス空間を提供できる。この矛盾した問題点の解決が求められた。そこで、誰もが入りやすい解放的なエントランスを一枚の壁にて覆った。個室感を強調するために天井面の梁から柱を抽出し形成することで、お客様にとってのプライベート空間を計画した。入り口の位置は建物側面へ変更し、目立たせずあしらう程度に設ける事で正面の閉鎖的なファサードを強調させシンボリックな建物を成り立たせた。コンビニにおける美容室の設計手法的に計画した。