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サロン改装の流れ

改装は、事業を続け発展させるための大きな転機です。
タイミング(売上が下降し失客が多くなってからでは遅すぎる)を計り、
最も効果的な時期を選び実行することで、
従来顧客の囲い込みと、新規顧客の拡大を図ることができます。
最大限の効果を得るためには、事前に現況の問題抽出とその解決、
サービス・メニューを含む、改装の目的・目標をしっかり設定する事が重要です。

改装にあたって

今の店舗状況を分析した時に、こんな変化は見られませんか?

売上が、下降(前年比)
売上構成比に変化
客単価が下がってきた 

顧客総数が減る、固定客が減少、新規客が減少
客単価が下がってきた
客層が変わった
顧客に、何が出来ないかとの質問を受ける(顧客の方が知識がある)
広告宣伝の効果が減少 

店舗内が汚れてきた、店舗が目立たない
店内が散らかる。物が散乱(収納出来ない)
設備(給排水・空調・照明)に支障がある
インテリアデザインの評価を聞かなくなった 

従業員が集まらない
従業員が辞めていく
従業員の志気が上がらない、従業員も顧客も元気が無い
仕事量のわりに疲れる(目が疲れる・腰が痛い・手あれ)

近くに新規オープンの店舗が出来た、他店舗が改装をした。
町並みが変化した、している…都市計画が進行…
人の流れが変化した
ファッションの流行に変化が見えた 

サロン改装の流れ

1. 目標の確認(5W1H)

What どんな店か
(特徴、得意、競合先比較、マネージメント)
Who(m) どんな顧客か…どんなスタッフか
Where どんな場所(環境)か
(競合先、人の流れ、町並み、夜間・昼間人口)
When 時期毎・時間帯毎の顧客状況は
(季節毎・時間帯毎の分析)
Why 何故改装が必要か
(ハード、内外装? ソフト、メニュー・サービス?)
How 何処に不足があり、いかに変えるか
(新メニュー・サービス・技術の研究)
 2. 自己資金計画
● 店舗状況に加え、財務状況の把握を行う。

改装内容・予算・休業出来る日数・時期を総合し、考える必要があります。
部分改装は、連休を利用してできますが、内外装となると最低1週間、規模が大きければ
30日から45日ほどの施工日数を要します。
また、天候により、多少の工事延長・延期を考慮に入れなければなりません。

1. STEP1の現状分析により問題抽出
● 5W1Hに沿った問題抽出、開店当初との違いを分析し、改装すべきハードとメニュー・サービス等ソフトの抽出を行う。

2. 資金計画
● 資金調達の準備。財務状況を元に、借入先、リース先等の情報収集を行う 。

3. 実施時期
● STEP 1の状況から、実施時期と休業できる日数の検討を行う 。 

改装内容・予算・休業出来る日数・時期を総合し、考える必要があります。
部分改装は、連休を利用してできますが、内外装となると最低1週間、規模が大きければ30日から45日ほどの施工日数を要します。
また、天候により、多少の工事延長・延期を考慮に入れなければなりません。 

1. 事業計画の立案(改装後の目標設定)
● 客数、客単価、新メニュー、新サービス

2. 改装計画概要の立案
● 予算、規模、時期、工期(休業予定日数)

3. 店舗のイメージ立案
● 外装、看板、インテリア、椅子台数、必要設備

4. プロモーション計画
● 改装告知、オープン時プロモーション等

5. デザイン・設計・施工会社の選定  

コンセプトデザインを考える時には、自己・環境を見るばかりでなく、より広い視野(理美容業以外・海外)を持ちましょう。
具体的な資料を集め、現状と改装後が理解できるスクラップ(メニュー・サービス・デザイン・チラシ等の記事、写真、現物)を作成することで、改装のプランを整理することができ、コンサルタント(相談者)やデザイナーにしっかりと正確に伝えることができます。また、具体的な意見(アドバイス)も得やすくなります。 

1. 店舗基本コンセプト・デザインイメージの確認
●改装にあたり上記コンセプトを明確に設定

2. 店舗デザインの基本計画打ち合わせ
● コンセプト・デザインイメージ・予算・工期を明確に伝達
● 専門家による現状調査とコンセプトの比較、確認
● 新装オープン迄のスケジュール確認

3. 融資申し込み

4. 顧客への告知(休業時期等)及び広告宣伝準備 

コンセプト及びデザインイメージを専門家から見た内容で、予算・工期共に予想を超えた違いが発生することがあります。実行の初期段階で、コンセプトや予算・休業期間を明確に伝え、相互のすりあわせをしっかり行う事で、改装計画がスムーズに進行できます。以上のことをふまえた上でなお、大きな違いが生じた場合、専門家を交え、STEP3に戻り、再確認を行う必要性があります。 

1. 融資の確認

2. 設計・施工の工事契約
● 設計図書と見積りの確認
 在来使用物(家具・空調等)の確認
● 契約と支払い条件の確認
 (通常着工前1/3 施工中間1/3 竣工引渡し時1/3)

3. 実施設計

● 工事詳細明記と確認
● 設計・施工による危険性
(天候・解体後の状況での工期他)
● 工事別途項目の確認

4. 機器・備品各種設定

5. 近隣・大家への着工挨拶

6. 工事中間検査等で、竣工後の見えなくなる部分の確認

7. 保険所・各種官庁への申請 

保健所申請は、作業台数、作業面積、位置の変更や設備工事に絡む改装工事を行う場合、事前確認と申請が必要となりますが、小さな工事でも保健所への事前相談を行う事が良いでしょう。
保健所。各官庁での事前相談は、経営者ならずとも、デザイナー、設計者等の施工上説明の可能な代理人でも可能です。 

1. 完工・引渡し検査

2. 設備・メンテナンス他の確認

3. 広告・宣伝(チラシ等)最終確認と配布

4. スタッフトレーニング、作業シミュレーション

5. 保健所検査 

サロンをグランドオープンする前に、既存のお客様や親しい友人に来店してもらうプレオープン期間を設けましょう。
プレオープン中はゆとりある接客や施術ができるため、既存顧客への差別化が図れるほか、オープン時の混雑緩和にもつながります。また、サロンの設備・機能・システム・スタッフの動きなどを実践的にチェックする良い機会です。
この期間にお客様の満足度を検証することで、グランドオープンに備えることができます。 

1. 事業計画の再確認
● 売上・客層・メニュー・サービス・売上構成

2. お客様の反応
● 改善点の確認、実行
● お客様の反応、意見、評判 

お客様の反応は、上来の経営において非常に大切な情報です。数値的にも、感覚的にも正確な情報収集に努めることが大切です。また、この情報を常に分析する必要があるでしょう。次回の改装の目安になり、経営上の次の一手を打つ(戦略)にも大きな参考となります。
また、移転・出店の際には、これらの情報を元に、地域・面積・スタッフ数・宣伝方までに大きな戦力となるでしょう。