case9:OM's様
育成プログラムで若手人材が飛躍!
ともに挑んだサロンの進化とは?
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OM's poka 店舗外観
自社オリジナルの制度や、手当の開発。一人ひとりが楽しく働ける環境と、スターを育てる仕組みをつくりたい。
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OM's オーナー 大井 繁広さん
大井さんが大事にしてきたのは、一人ひとりが楽しく愉快に働ける環境を育むとともに、自分の得意なことを伸ばし、スターを育てる仕組みづくり。
スタイリストデビューのスピードアップと、教育業務にかかる負荷の低減。相反する課題を、いかに解決するか?
ともに歩み、ともに達成した月間売上100万円。スタイリスト育成支援「最短登頂プログラム」。
○SNSの投稿⇒1週間に3回以上投稿する!
3名の参加者が全員、目標を達成。現在は、店長としてサロン経営を牽引。
※5W1H:「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのようにして)」の6つの英単語の頭文字をとった思考のフレームワーク。
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「服部さんたちはスタッフと良好な関係を築いてくれて、目標に向かって一緒に仕事を進めてくれているという感覚があり、それが一番ありがたいですね。同じ言葉でも、身内から言われるよりも、社外の人から言ってもらうことで聞こえ方が違うと思いますし、僕たちが営業中に言えないことも踏み込んで言ってくれるので助かっています」と、オーナーの大井さんは言います。
「落ち込んでいる時に話したり、会ったりすると、元気をくれる人たちがいます。私はそういう人たちにずっと憧れていて、サロンさんを訪れた時に、私が訪問したことで受付が盛り上がったり、笑いが起きたりして、“服部さんが今日来て楽しかった”と言ってもらえるよう心がけています。勝手に私が楽しんで帰っているだけかもしれませんが(笑)」(服部)
月間100万円を超えるスタイリストが減少していると言われる中、参加した3人が全員、100万円を大きく上回る数字を達成できた今回の育成プログラム。そして、そのうち2人は、現在店長としてOM’sのリーダーを務めています。
さらにギアを上げ、みんなで大きな目標を目指していく。その一歩としての、新たな出店。
そして、3店舗目となるサロンのオープンとさらなる事業規模の拡大に向けて、服部からPOS分析を活用した経営勉強会を提案しました。
「自分だけでなく他のメンバーにも協力を仰ぎ、漠然とした店舗拡大ではなく、POS分析で収益性や経営のポイントを明確にしたうえで、新規オープンを支援できたらと考えていました。そして自分自身もPOS分析について研鑽を深めたいという想いもありました」(服部)
単なる機器の納入ではなく、未来のための投資を。
永井が機器の提案や納入に携わる中で、ひとつ印象的な出来事があるといいます。シャンプー台を納入する前、配線などの確認に施工現場を訪れた時、元の図面のままでは必要な施術スペースが取れないことに気づき、慌てて内装のデザイナーや施工業者さんに掛け合い、調整を行ったというのです。
「通常のメーカーさんなら機器を納入して終わりかもしれませんが、自分が何のために営業担当者としてここにいるのかを考え、理想の空間づくりに貢献できたらという想いで動きました。自分は当社化粧品ブランド(ルベル)の担当をしていたこともあるので、シャンプーにどのくらいの施術スペースが必要なのかイメージできます。もともと、通路としてのスペースを広く取りたいというご希望があったので、全体のバランスを見ながら調整を試みました」(永井)
そんな永井の対応は、デザイナーや施工業者さんなど周りからも好印象だったと大井さんから伝えられ、永井は少し照れくさそうに喜んでいました。
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全面に貼られたガラスが特徴的で、開放感と心地よさを感じられるOM's poka。店の外からも美しく見えるようにレイアウトや空間に合わせた椅子が置かれている。 -
新店舗にもサロンPOSを導入。若いスタッフたちはシステムを使いこなし、オーナーの大井さん以上に日々の数字を見ているという。
これからも、挑戦を広げ、一期一会で出会えた人たちのよろこびを広げていく。
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現在は、セットの技術と経験をさらに身につけたいというスタッフのために、“社内副業”としてセットサロンを開こうと構想中。セットの技術はカットよりも習得が早いため、スタイリストデビュー前のスタッフでも、お客さまと直に接する経験を重ねながら、収入を向上させることができます。
こうした手当や副収入の記録は、ノートいっぱいを埋め尽くすほどだといいます。美容師一人ひとりが楽しみながらスターを目指せる未来をつくるために、一期一会で出会えたお客さまを大切にするために、大井さんたちOM’sのチャレンジは、さらに広がろうとしています。

OM's オーナー
大井 繁広
2014年3月にOM'sをオープン。“一期一会”の想いを胸に若手育成に情熱を注ぎ、技術と経営の両輪でサロンを成長させる。
タカラベルモント株式会社 教育担当
服部和之
2014年入社。伴走型支援で人とサロンの成長を支え、厚い信頼を得ている。
タカラベルモント株式会社 営業担当
永井貴哉
2018年入社。化粧品営業の経験を活かし、空間提案と誠実な対応で信頼を築く。
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