「新旧」の比重
元新聞販売所の古民家をプライベートサロンにする計画。
木造長屋の構造を見せつつ、どこまで空間を更新するか考える必要があった。躯体の状態は悪く、素材をそのまま見せられる部分は多くなかったため、既存の情報から「形」のみを取り出すこととした。
既存柱・梁・天井・そして土壁の一部を露出させ、艶のある塗装を施した。テクスチャの情報を抑えながら木軸の不揃いな部分を浮かび上がらせることで、空間の時間経過を表現している。
一方で、新規柱・壁は同色の艶消し塗装とし、新しい部材であることを表現。
また、セット面部分の新規壁はモルタル、既存階段はあえて素地として、一定のテクスチャを与えることで、「新旧」をつなぐ役割を果たしている。
全体として、既存と新規の存在感のバランスを追求し、どちらかに偏らないようなニュートラルな空間を目指した。
サロン情報
- サロン名
- neiro
- 所在地
- 大阪府枚方市
- 業種
- 美容
- テイスト
- スタイリッシュ/モダン
- 床面積
- 9.317坪
- 工事種別
- 新規
設計施工
使用機器
-
定点サービス用
MINIMAL SALON UNIT ONE ブラック(SH1)
#理美容サロン空間事例
理美容サロンの空間事例を紹介している公式インスタグラムです。
企画に合わせてまとめた投稿やトレンドのデザインサロンなど、インスタグラム限定の情報を発信しています。
公式インスタグラムをフォロー
@tb.net_salondesign