デザインコンペ「TBCA（Takara Business Creation Awards）2020」を開催

サロン部門 設計デザイン賞 金賞に選出された「ROSSO Zushi-Ginza（ロッソ ズシ ギンザ）」（神奈川県逗子市）は、美容室支店3店舗目の計画で、フラッグシップ店としての出店。「オーガニック×サイエンス」のコンセプトから空間全体のモチーフは「ラボ」をイメージし、中央の大きなテーブルを基点にお客様へのサービスを提供する動線を作りました。また、お客様一人ひとりにテーブルを用意することで、シンプルな空間の中に「自分だけ」の空間を提供。逗子海岸の水平線や砂浜をイメージしたディスプレイやデザイン要素を加え、地域に根付く美容室を目指しました。審査員からは、立地を活かしたナチュラルでコセンプチュアルなデザインや、ファサードのディテール、サロン全体が人の動きを含めてデザインされている点などが高く評価されました。

銀賞には5点が選出され、特別審査員からは「若いデザイナーが活躍していて、今後も楽しみだ。」「様々な条件・制約の中、想いを持ってやり切る事の大切さを改めて感じた。」「クリニックデザインのクオリティが上がっていることに感動した。」「サロンデザインから時代の流れが感じられて非常に面白い。」などというコメントがありました。理美容業界ジャーナルによる各賞のWEB審査も開催。各社独自の視点で審査が行われました。

席数を減らす理容室改装計画。席数を減らすことで生まれるスペースに、オーナーからのご要望であった「和」の要素を当てはめ、和の価値をデザイン。室内に中庭を設けることにより、外からの視線をコントロールすると共に、緑を眺めながら心地よく過ごせる贅沢な空間を演出した。 

植物と共存し、癒しと寛ぎのある空間を演出。直線で構成されたミニマムな空間を、植物で目線を柔らかく遮り、緑豊かで癒しのある空間となるようデザインした。

規律を持った相似図形により、合理的構造を持った空間にも、土塊を掘ってできた洞窟のようにも見える不思議な空間を演出。自然素材に見える仕上げにすることで、自然と人工物の間のような空間を作り上げた。連続した台形アーチがプライベート感を強めている。

コンパクトながらも、非日常性を感じられるデザインを提案。エントランス部分は入口からの自然光を活かしたシャビ—な空間、その先の施術スペースは天井から漏れ入る光を演出し、シンプルで重厚感のある空間とし、2つの空間を対比的に表現。外光が入らないという課題を、デザインで解決した。

美容室の移転計画。ゆったりとして落ち着きの感じられるラグジュアリーな空間をテーマとし、進行方向にレイヤーが重なるようなレイアウトを採用。床や天井のスリットと自然光を組み合わせることで、視覚的な効果を強調し、サロン内での移動体験でシーンの変化やリズムが感じられる空間を演出した。 

このコンペの受賞作品やエントリー作品は、タカラベルモントのホームページの他、ショールームや展示会・営業ツール等でご紹介していきます。