case7:private salon Reboot様
受け継いだ店を、自分たちのスタイルに。
老舗理容室の再起動(Reboot)ストーリー
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サロン周辺の様子
60年つづく老舗理容室、再起動(Reboot)への一歩。
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private salon Rebootオーナー 草刈淳一さん

そんな草刈さんにとって、理容師としてお客さまのヘアスタイルをデザインしたい、という想いが、リニューアルの大きな動機のひとつになっています。
時代の流れとともに、若年層を中心にヘアスタイルを大切にするお客さまも増え、従来の店舗では合わない部分も出てきたといいます。
話し合いを重ねて見えてきた、新しい空間の在り方。

「ご夫婦がこういうサロンにしたい、という想いを強くお持ちだったので、僕たちが一方的に何かを提案するのではなく、逆に引っ張っていただいた感覚もあります。お二人の想いに対して、それならこういうこともできますよと提示して、対話を繰り返しながらお店をつくりあげていきました」(盛田)

「これまで長年、お店の中に空間を遮るものが無かったので、壁で天井まで仕切ってしまうと閉塞感が出てしまいます。プライベート感と解放感を両立させるには、どの高さが最適なのか? みんなで体を張って検証しましたね(笑)」(布川)

「空間全体のカラーリングやトーンについても、リニューアルだからといって斬新なデザインをするというよりも、これまで長く通ってくださった地域の方々にも馴染んでいただいて、心地よく過ごしていただけるような、ナチュラルで落ち着いた色調で構成しています」(布川)
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ナチュラルで落ち着いた色調の待合空間
これまで通ってくれた地域のお客様も、大切にしたい。
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プライベート空間でのリラックスメニュー


さらに、物価高の影響を受けて値上げも珍しくない昨今の情勢もある中で、カットの料金はこれまでと変えず据え置き。その分、+αのメニューや店販の提案を充実することで、お客さまの負担を上げずに、付加価値を提供しています。
「この前、東京から帰省して来られた若いお客さまが、クオリティが高いのにお手頃ですねと褒めてくださって、主人も喜んでいました」と奥様が教えてくれました。
ヒゲ脱毛に新たな活路。新規来店のきっかけにも。


接客から接遇へ。空間が変われば言葉遣いやサービスも変わる。



草刈さんたちが以前から目指してきた、理容師としてお客さまの日常の質を向上させる提案ができるサロンへと、「private salon Reboot」は見事に再起動を果たしました。
さいごに、「いつまでも働けるような、長くつづくお店を目指していきたい」と笑顔で語ってくださった草刈さんご夫妻。お二人の第2の理容師人生は、まだ始まったばかりです。
private salon Reboot オーナー
草刈淳一
2023年6月リニューアルオープン。お客さまのニーズに合わせた付加価値の高いサービスの提供に加え、お客さまへの接遇を大切するプライベートサロンへとリニューアル。タカラベルモント株式会社 営業担当
盛田拓也
2021年入社。お客さまとの対話を大切にし、すぐには言葉にならない想いやご要望を引き出し、その本質を捉えた提案を心掛けている。
タカラスペースデザイン株式会社 空間デザイン担当
布川博也
2006年入社。コミュニケーションを通してお客さまの想いを丁寧に汲み取り、そこに訪れる生活者の快適性も考慮した空間づくりが信条。
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