はじめに /「教えて!澗口さん」経営者五代は考える! 開業10年目には何をなすべきか / タカラベルモント サロンオーナー経営講座

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はじめに


前回は、Fさんシリーズを掲載させていただきました。

第1回目の中に先輩として登場したGさんがFさんにアドバイスをしており、そのGさんシリーズを予告していた関係で、今回掲載を開始することになりました。
前回のFさんの5年目の経営の転機に続き、次の転機を向かえる10年目をテーマにしようと考えています。

私が美容室関連の営業を開始したころを思い出してみると、複数店舗を経営する美容室は少なく、女性が経営する小規模な美容室も多い時代でした。
そして営業をはじめてから2~3年すると男性美容師さんの開業案件にも携わることが増えてきました。男性が開業する美容室が増えることで、サロンを“経営”するという意識がサロン側にも芽生え始めてきた時期でもありました。男性の特徴でもあるのでしょうが、男性経営者は、“店を大きくしたい、拡大したいという意向”が強い傾向にあり、支店出店、拡大移転の為の、“数値管理”をサロン訪問の際の切り口にしていた時期でもありました。支店出店するためにスタッフを確保する、売上を伸ばすために、スタッフ管理に関する数値管理に興味を示した男性経営者が多かったようです。
その関係から、話題も、製品説明より、オーナーのやりたいことや考え方を勉強させていただき、それに応える時期でもありました。単純に“カッコイイ店”をつくると、いいスタッフも確保でき、いいお客様も集まる時期でもありました。

もちろんカット、パーマ、カラーなどのデザインが中心メニューであり、パーマの比率をいかに上げるかが話題の中心で、店づくりも、居心地よりも作業性を重視したカッコいいブース、空間設備が中心だったはずです。

そして、開業して10年目を迎えるころには、更に大きくなっていくサロンもあった一方で、2~3店舗までで出店拡大は終わり、中には店を縮小、廃店するサロンも出てきていました。
廃業してしまうサロンを見るにつけ、10年目という時期はサロン経営の1つの分岐点ではないかという仮説が生まれ、これまでの10年間の経営の成功パターンとは違う戦略を考えていかなくてはならない時期ではないかと考えるようになりました。
おそらく、10年目というのは、開業時と同じようにコンセプトを新たに構築しなくてはならない時期に差し掛かる頃なのではないでしょうか。

今現在でも、ほぼ同じことが起こりえるのではないかと考え、今回はGさんのサロン経営を通してこのあたりを探っていければいいかと考えています。最近訪問したサロン、セミナーで聞いたサロンなどの参考になる話も加味しながらすすめていきます。

前回は、Fさん、Aさんなどとしていましたが、今回からは名前をしっかりつけて書いていきます。Gさんは五代(ゴダイ)さんとし、登場人物も名前をつけてお話を進めていきます。
タイトルは「経営者五代は考える!開業10年目には何をなすべきか」とでもしていきましょう。

(次回につづく)